エレガントな割り勘について
やり方
前提
- そこそこ仲が良いメンバーであること
- 今後もお付き合いがあること
手順
- 各人、好きなだけ場にお金を出す
- 各人、かかったお金を取る
- 差額のお金をどうするか決める
詳細なやり方
- 各人、好きなだけ場にお金を出す
- 自分なら、そのアクティビティにいくらまで払えるかを「自分で」値付けして、支払う
- 人から強制されてはいけない
- 払いたくなかったら0円でも良い
- 各人、かかったお金を取る
- 自分が立て替えて支払った額を最低額として、実際にかかった労働力も含めてもらう
- 「交渉が難航した」「トラブルを解決した」などがあれば、多めにもらって良い
- 他の人は、監査する
- 多めにもらいすぎていたら、否定する権限を持つ
- 揉めたら領収書などの証拠をもとに、適切な額を決める
- 自分が立て替えて支払った額を最低額として、実際にかかった労働力も含めてもらう
- 差額のお金をどうするか決める
- 足りなかったら再び徴収する
- あくまで払いたい人が支払う
- それでも足りなければ、強制的に徴収する
- あくまで払いたい人が支払う
- 多かった場合、山分けするなり、全員にアイスでも奢るなりで余ったお金を消費してしまう
- 足りなかったら再び徴収する
主張
かかる時間の短縮
大幅に短縮できるはずである。 1円単位で経費精算しようとすると、割とめんどくさい計算をしないといけない。
この方法では、やることはシンプルで、適当にお金を集めて、適当に分配するだけである。細かい計算は一切しない。
複数人で何かやることには、価値が生まれる
基本的に、複数人で何かすることは、一人で何かをするよりも、価値があるものとすることができる。なぜなら、もし一人で何かする方が価値が高いなら、参加者が各々で別々にそのアクティビティをするべきだからだ。(その場合は、経費生産も発生しない。) 一人でやるとある額払っても良いと思えるものに、複数人でやると、ある額+αの額を払っても良い、と考えられるはずである。
その+αが、この手法が成り立つために必要な源泉である。+αが増えれば増えるほど、最終的にお金が足りなくなることはなくなるはずである。
納得できる支払い額は、人によって違う
お金の額は誰にとっても同じ絶対的なものだが、お金の価値は相対的なものである。年収100億円の人の1万円と、年収1万円の人の1万円は、生活費換算で、100万年分と1年分になっている。収入100億円の人にとっての1万円は端金だが、同じ期間での収入が1万円の人にとっての1万円は大金である(場合が多い)。
経済力の高い人と低い人がいて、「自分ならこの額くらい払っても良い」という額はそれぞれみんな違っているはずである。で、そのそれぞれの額で払うことは、全員納得できる。
かかった経費よりも集まる額が少ないケースは、そんなに多くない
- お金がない人(学生など)が多いケース
- これは仕方がない、お金を持ってる人ができるだけ出す、それでも厳しい場合はお金がない人にも出してもらう
- あまりにも厳しい場合は、参加をご遠慮いただく
- これは仕方がない、お金を持ってる人ができるだけ出す、それでも厳しい場合はお金がない人にも出してもらう
- お金を出したくない人がいるケース
- 意地悪としてやっている場合
- 単に害悪なので追い出すべき
- トラブルなどに巻き込まれるなど、ネガティブな感情になっている場合
- 仕方がない
- 意地悪としてやっている場合
- 経費がかかりすぎたケース
- 減らせ、としか言えない
全員の納得が得られる
全員支払う額に納得できる額を支払っているはずなので、支払う額について納得しているはず。(納得できないのであれば減らせば良い)
自分が立て替えた経費分はもらっているはずなので、もらう額についても納得できるはず。(納得できないのであれば増やせば良い)
「支払う額が少なすぎる」不満や、「もらう額が多すぎる」不満がある場合、それぞれで話し合って解決していただきたい。
起こりうるトラブル
絶対的な額で決めるのに比べて、ギスギスするかも
絶対的な額というのは、公平ではないが公正ではある。それをそれぞれの経済力に応じた公平にすることで、公正ではなくなる。
今後も関わりがない人同士だと、「1円も支払わない」のが最善手になっている
前提は必ず守る。 縁の切れ目なので、もう関わらないが吉。